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『ロシアンブルー飼育マニュアル』
2014年2月20日、『ロシアンブルー飼育マニュアル』がこの世に上梓されました。「同腹兄弟姉妹の性格が違うわけ」「ロシアンブルーの血液型はA?」等々の内容。このマニュアルがあれば、初心者でも安心してロシアンブルーを飼育することができます。お読みになりたい方は、書店もしくはネット書店で購入してください(ISBN978-4-7825-3386-4 産学社 1800円+税)。もちろん、当キャテリーからロシアンブルーを購入される方には、無料で一冊進呈します。また、過去に当キャテリーからロシアンブルーを購入、契約を遵守された方へは、500円(送料・手数料込み)で郵送します。お気軽にお問い合わせください。
産学社ホームページ:http://sangakusha.jp/ISBN978-4-7825-3386-4.html
アマゾン:
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4782533861?tag=sangakusha-22
以下、『ロシアンブルー飼育マニュアル』の冒頭部分を抜粋紹介します。

この本は、日本の本屋さんによくおいてある写真ばかりで内容のない本ではない。ロシアンブルー・ブリーダーとして20年に渡る経験の集大成本である。飼育上の実践的な事柄はもちろん、ロシアンブルーに限らず、他の猫種、そして他のいかなる動物を飼育する上でも必要な精神論的なものをこの本では強調したいと思い、筆をとった。つまり、どんな動物を飼育する場合でも何らかの形で役に立つ内容の本となっているのである。
早速言わせていただこう。ブリーダーになる前、「猫を飼えない人」がこの世の中にいることを私は知らなかった。小さい頃から身の回りに犬や猫が当たり前のようにいた私にとって、この事実はとてもショッキングであった。私が言いたいのは、経済的理由や飼うスペースがないとかいうことではなく、世話をすることができないのに「可愛いから」と、ぬいぐるみ感覚で飼い始めた後、「鳴き声がうるさいから誰かもらってくれないかな」みたいな人が実にたくさんいるということである。
動物を飼うということは、飼ったことがない人にはロマンチックな幻想を抱かせるが、現実にはロマンチックなことは全くないと言える。一旦動物を飼い始めたら、その動物が死ぬまで365日×年齢+а、毎日餌を与えたり皿を洗ったりトイレの掃除をしたりしなければならない。まさに、その動物の奴隷となって働かなければならないのだ。飼い主の都合で、鳴いたり動いたりして欲しいのであればアイボをペットにすればいい、という簡単なことがわからない人が、悲しいかな、たくさんいる。
そのような人に対して「猫が嫌いだから猫を飼わない」とか、「猫は好きだけど、世話するのが面倒だから飼わない」などのように、自分自身を知っている人には妙に人間的魅力を感じてしまう。それで良いのだ、と。
しかし、飼い方がわからない初心者であっても、猫のために自分のお金も時間も惜しまない、世話をすることにも何ら問題がない、というロシアンブルー・ファンもたくさんいるのもまた事実だ。そういう人のために少しでも役に立てたらとの思いがこの本を執筆する原動力になった。
成功したブリーダーはそのノウハウを公開したがらないものだが、それでは購入者が飼育に必要な情報を十分得ることができない。この本では、今まで蓄積してきたロシアンブルーに関する知識の全てを読者の皆さんに提供(情報公開)し、安心して飼育できる環境を整える手助けになるように配慮したつもりである。
この本を読んで、少しでも「厳しい」と感じた人は、動物を飼う資格がない、と断言しよう。ブリーダーとしてたくさんの人を見てきているのだ。間違いはない。本当に動物が好きで飼育している人は、まさにその通り、同意見だ、と思うはずである。この本には、動物を飼育する上で当たり前のことしか書いてない。むしろ、もっと厳しいことを書いてもよかったかもしれない。なぜなら、甘い考えは、即動物の死となって返ってくるという現実があるからだ。
正直言って私自身、ブリーダーとして数々のミスを犯してきた。取り返しのつかないことになってしまったときもあった。ミスを犯す度に、もっと気を引き締めないといけないと思うのだ。動物を飼ったことがあるなら、あなただってそう思うだろう?
To be continued...
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