Russian Blues / English / ブルーフォックス・キャテリー(HOME) / What's new? / キャテリー紹介 / ロシアンブルーの歴史 / ロシアンブルーの購入先を考える / ロシアンブルーのオーナーになる前に / 去勢・避妊すべきか、繁殖すべきか / ブリーディングの知識 / 罹りやすい病気について / 『ロシアンブルー飼育マニュアル』 / 仔猫出産情報(連絡先メールアドレス) / 障害を持った猫の里親募集 / 成猫の里親募集 / 購入者感想 / 仔猫写真ギャラリー1 / 仔猫写真ギャラリー2 / ブルーフォックスのロシアンブルーたち / 思い出の写真集 / 「あおぎつね」の図書館 / 超一流CFAロシアンブルー見聞録 / ブルーフォックス・キャテリーQ&A / アイデア給餌器 / 動物取扱業者としての表示 / 不逞の輩 / リンク / Russian Blues ロシアンブルーの購入先を考える ここでは、ロシアンブルーの購入先をどうやって選んだらよいかを検討してみます。 ペットショップからは購入しない:ほとんどのペットショップは、ロシアンブルーを自家繁殖していません。自家繁殖は、世話に手間暇がかかりすぎ商売上効率が悪く儲からないからです。そのため、ペットショップと専属契約をしている二流、三流ブリーダーが乱繁殖した個体が市場に流通することになるのです。そして、大抵のショップはお金儲けが経営理由なので購入者を選びません。よって、飼育能力のあるなしにかかわらず誰にでも販売してくれます。購入する方もする方で、可愛らしい小さなロシアンブルーを好む傾向が異常とも言えるほど顕著です。結果、あまりにも早く親から引き離し、若齢で販売されるため、購入直後に死亡するロシアンブルーの仔猫が後を絶ちません。こんな現状で本当によいのでしょうか。非常に疑問です。
因みに改正動管法(あえて動物愛護法とは言わない)は、購入者に対して販売する動物の飼育法を説明する義務があり、購入者は説明を受けた旨の署名をしなければならないことになっていますが、この問題を根本的に解決するものではありません。例えば、当キャテリーが30年近くも前からしてきている生後3か月以降の譲渡が、現時点では生後49日経てば販売してよいことになっているのですから、動物を飼う上で当たり前のことすら明文化されていない代物と言わざるを得ません。2021年6月には生後56日に改正されるようですが、まだまだです。動物の愛護よりも誰かへの配慮を優先しているのでしょうか。 そもそも、真のブリーダーは、売れないからと言って、ペットショップにロシアンブルーを卸すことは絶対にありません。真のブリーダーは、繁殖目的以外の全てのロシアンブルーを去勢・避妊する約束で、直接購入者に譲渡します。これは、素人がいい加減な繁殖によってロシアンブルーの品質を落とすのを防ぐためです。よって、前に言ったことに付け加えますが、二流、三流ブリーダーがいい加減に繁殖した個体のみが市場に出回るため、大抵のペットショップで売られているロシアンブルーの品質がよいわけがないのです。参考までに、欧米では、ペットショップに行っても動物がほとんど展示されていません。動物はブリーダーから買うのが「常識」だからです。
CFAかTICAのオリジナル血統書が付いているロシアンブルーを探す:現在日本で、猫の血統書と認められるものは、CFAかTICAが発行した血統書のみと言って差し支えないでしょう。それ以外の団体が発行したものには、必ずといってよいほど、どちらかの団体の血統が流れています。つまり、それらの団体は、これらの両団体の血統書を参考にして血統書を作成しているのであって、長年猫の血統を管理してきたわけではないのです。
次に、「チャンピオン(CH)タイトルのからくり」を説明しましょう。大抵の購入者は、純血種であるロシアンブルーの血統書を見て、両親や祖父母にチャンピオンのタイトルが付いているから、購入するロシアンブルーが良血だと勘違いしています。犬であれば、チャンピオンタイトルは良血の証明になりますが、猫の場合、チャンピオンタイトルをとることは難しいことではないからです。CFAの場合、同じ猫種であるロシアンブルーの競争相手が他にいない場合、2日間ショーに出せば、チャンピオンのタイトルが必ずもらえます。実に簡単です。だから、血統書にチャンピオンのタイトルだけがやたらと目立つというのは、逆にいい加減な繁殖を繰り返している証明とも言えるのです。
ただし、同じチャンピオンでも、当キャテリーのCH Bluefox's Crystal Cherryのようにグランドポイントが160以上あるロシアンブルーもいるので、一概には言えない面があり、その点注意が必要です。参考にすべきは、去勢・避妊すべきか、繁殖すべきかにも書いてあるCFAの基準、前3世代のなかに最低8頭以上のチャンピオン(CH)もしくはグランドチャンピオン(GC)がいることです。要するに、血統書には、チャンピオンの他にグランドチャンピオンのタイトルが多く記載されているのがよりよいのです。
ブリーダーから購入するメリット:ショーでタイトルをとり、一流血統を後世に伝えることを目的としているブリーダーからロシアンブルーを購入することは、生まれたときから愛情をたくさん注がれてきたロシアンブルーを譲渡してもらえるのに加えて、購入者にとっても1つのメリットがあります。それは何でしょう? ショーを目指して計画的に繁殖されるロシアンブルーの父猫と母猫は、他のロシアンブルーと比べて、圧倒的に猫自体のレベルが高いのです。つまり、それらの良血から生まれるロシアンブルーは、たとえショーキャットではなくても、ショーキャットに限りなく近い個体なのです。同じお金を出すのであれば、よりレベルの高いロシアンブルーを選んだ方がよいに決まっています。
結論:賢い皆さんはもうお気づきですよね。ロシアンブルーはブリーダーから直接購入しましょう。それも、キャットショーでの評価を得た、CFAかTICAに登録されたロシアンブルーを所有するブリーダーから。
![]()
|